2008年3月14日金曜日

クリップボードは複数あるべきである

クリップボードは、なんだって1個しかないんだ? もっといっぱいあってもいいんじゃないか。まあ、10回前に何をコピーしたかなんて覚えていないのが普通。でも、やはり2、3回前のコピー内容を呼び出せたらなあ、っていうことが頻繁にある。いいかげんシステムレベルで実装してほしい機能なのだ。
ご紹介するClipMenuはクリップボードの履歴をとっておき、必要なときにクリップボードへ戻してペーストできるようにするフリーウェアです。クリップボードを増やすのではありません。クリップボードを一定時間間隔で監視して記録する、っていう方式なので、「command+C」を連打したりすると、スルーされるかもしれません。ただし、監視する間隔は変更できます。
起動するとメニューバーにアイコンが現れ、クリップボードの履歴を記録し始めます。記録できるフォーマットはテキストはもちろん、画像やPDFもオーケーです。メニューバーのアイコンをクリックすると、履歴の一覧が表示されます(下図参照)。また、「command+ctrl+V(変更可能)」を押すと同じものがコンテクストメニューみたいな感じで表示されます。



ここから項目を選択すると、編集中のテキストにその内容がペーストされます。便利です。

さらに、「アクション」というものが用意されていて、ペーストする際にさまざまな処理を施すことができます。たとえば、ペーストするときにプレーンテキストにするとか(←個人的にはすごく便利)。JavaScriptでできているので、ユーザーが拡張することもできます。
使い方は、「Shift」押しながら項目を選択するか、項目をアクティブにした状態で「Shift+return」を押します。



処理を施したいアクションを選択すると、実行されます。
メニューに表示するアクションは「環境設定」ダイアログボックスで設定できます。
スクリプトを追加したい場合は、
/Users/<ユーザ名>/ライブラリ/Application Support/ClipMenu/script/action
に.jsファイルを置きます。

以前はJumpcutというアプリケーションを使っていました。こちらはテキストのみコピーのシンプルなものです。

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