2008年9月5日金曜日

軽快ドローソフトDrawBerry0.6を使ってみた

以前紹介したDrawBerryが0.6にバージョンアップしていた。今バージョンの目玉は、テキストツールが追加されたこと。ツールにテキストツールが追加されている。使い方はテキストツールをダブルクリックして、ドラッグすると矩形が表示され、中に「Hello World」と勝手に入力されています。よくわからないのは、シングルクリックだと何も起こらないこと。ダブルクリックして、ツールの背面がブルーにならないと機能しません。面白いのは、オブジェクトにテキストを埋め込むことができる点。オブジェクトを選択して「Shape」パレットのテキストに文字列を入力すると、よくわからん位置にテキストが表示されます。「Offset」や「Invert」のオプションがあるけれど、いまひとつ法則がわかりません。
 もう一つ注目なのが、「Boolean Operation」メニューが追加されて、図形の合成ができるようになったこと。「Union(合成)」「Difference(前面オブジェクトで型抜き)」「Intersection(交差)」「XOR(中窓)」(括弧内は筆者訳)が用意されている。ツールバーにもアイコンが表示され、この機能を利用できる。これで俄然描画力が向上した。

 「JDrafter」が良い、っていうコメントをいただきましたが、ウチのiBookではどうしても起動できませんでした。やはりDrawBerryがIllustrator代替ソフト最有力候補です。

以下は以前の記事を加筆修正したものです。

 DrawBerryはフリーのIllustrator系のドローソフトである。Illustratorと比べると非力ではあるが、スマートでシンプルなインターフェイスでわかりやすい。
 特徴はルーペで特定の部分だけ拡大できること。出しっぱなしだと邪魔だが、Toolパレットから表示/非表示を切り替えることができる。
 ツー ルは6種類で、選択ツール、矩形ツール、楕円ツール、直線ツール、曲線ツール、テキストツール(いずれも正式名称不明)。どれもIllustratorと同じように使用す ることができる。ただし、ポイントを自由に編集することができず、一度描画するとすべてオブジェクトとして扱われ、変形は拡大縮小と回転しかできなくなる。曲線ツールで描いた図形を編集できないのはかなり厳しい。

 レ イヤーやカラー設定では過不足ないと思った。レイヤーは複数作成することができ、それぞれに透明度や描画モード(Blending Mode)の設定ができる。また、「Color Image Filter」も作成できる。これはIllustratorの「効果」をレイヤーに単位で設定するようなもの。

 オブジェクト単位では透明度(描画モードは設定できない、グラデーションや画像を設定した場合には透明度を設定することができない)、シャドウ、矢印などを設定できる。

Tips:
オブジェクトを選択した状態でctrlキーを押すと、オブジェクトを回転することができる。
グラデーション編集パレットでctrlキーを押すと、メニューが表示され、グラデーションポイントを追加したり描画モードを変更したりすることができる。

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